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1st イン・ザ・プール



車の助手席から、夜の駅前の様子を見ていました。街の光は明るいけれど、水曜日の夜はいつも人通りが少ないです。鷺沼さんがゆっくりとハンドルを切りました。もう10分もしないで、僕の家に着いてしまいます。
「・・・あのね、今度、携帯を買ってもらうことになったの」
来月の僕の誕生日のプレゼントでした。僕は、膝の上に立てたランドセルを抱きしめ直す。
「お母さんに、鷺沼さんは忙しいから、自分の携帯を持ってもメッセージはほどほどにするようにって言われちゃった」
僕が鷺沼さんに何か伝えたいことがある時は、お母さんからメッセージを送ってもらっていました。
「忙しいのは満もだろ?」
苦笑する鷺沼さんが、ちらりと僕を見る。僕は鷺沼さんの言う通り、中学受験に向けて塾の時間が多くなっていました。だけど。
「鷺沼さんよりは、忙しくないもん」
ランドセルに左の頬をつける。鷺沼さんは平日は大学に通っていて、毎日プールだけじゃなくてジムでのトレーニングもあって、遠征にも行きます。今週末も、国際大会のために海外へ行ってしまう。
「もっと会えたらいいのに」
クロールを泳げるようになって、鷺沼さんとの特訓は終わりました。僕が鷺沼さんに会えるのは、鷺沼さんのお家に行けるのが多いときで月に2回と、今日のように水曜日の塾の延長講習の後にプールへ行って、ちょうど帰る時間の鷺沼さんに車で家に送ってもらうときだけです。

赤信号で、鷺沼さんが車を停止させます。こちらを見た鷺沼さんの左手がハンドルから離れて、僕の髪と頬を撫でました。薄く笑う。
「・・・それ、少し会うだけじゃ不満ですって顔?」
顔が熱い。僕が小さく頷くと、鷺沼さんはどうしようかと呟いて、いつもは直進する交差点でウィンカーを上げました。


暗い住宅街を進んで、営業が終わったコインランドリーの駐車場の裏へ入る。鷺沼さんは建物に向かって前進して駐車しました。エンジンを切る。車は1台だけでした。シートベルトを外した鷺沼さんが、背凭れを少し倒す。後部座席の鞄を手繰り寄せて、携帯を取り出しました。不思議そうに見ている僕に靴を脱ぐように言います。僕は靴を脱ぐ。携帯の画面の光が鷺沼さんを照らしています。暫くして携帯を置いた鷺沼さんは、座席を後ろへスライドさせてハンドルから離れると、僕のシートベルトも外しました。おいで、と手を取られます。僕はランドセルを助手席に残して、鷺沼さんの膝の上に向かい合って座りました。
「ファミレスで軽く食べてから帰るって桐子さんに連絡したから」
口裏を合わせて、と言った鷺沼さんの右手の親指が僕の唇を撫でる。左手はシャツの中に入って、腰に直接触れていました。
「ぅん、あわせる・・・」
期待に声が震えます。暗いけど近いから、鷺沼さんがちゃんと見える。えっちなことをしてくれる時の顔でした。




唇を舐めて、吸って、舌を絡ませる。俺の指示に従ってに服をたくしあげる満が、素肌を晒していた。もし人が通るようなら、すぐに服を整えさせるつもりでいる。満の脇に差し入れた両手の親指で乳首を刺激した。キスをしながら、指の腹に触れる勃起した乳頭の感覚を楽しむ。
「ちゅ、はぁ、ふ・・・ぁ、さぎぬましゃ、ぁ、ぁ、ん・・・」
瞳を潤ませて悶える満の表情を確認して、右手を腰に移動させた。胸に顔を近づけて、乳首に唇をつける。満の肌の匂いがする。
「っひゃ、ぁ・・・ぁ、ひっ」
満がびくびくと身体を震わせた。舌先で先端を撫でては吸う。
「ひぁぁぁぁっ・・・」
腰にクる甘やかな声に、俺は口を離した。ひくひくと震えている満の名前を呼ぶと、愛らしい涙目がこちらを見る。
「ひ、ぅ・・・なぁに・・・?」
俺は自分の口元に人差し指を当てた。
「声、抑えて」
はっとした様子で、満はこくこくと頷く。俺は窓から見える周囲と、バックミラーを確認した。
「今は誰もいないけど、一応」
柔らかな唇を啄む。あんまり可愛い顔をするから、考えなしに延長してみたが、車での行為など本意ではない。手早く満足させるべく、俺は満のズボンに手を伸ばした。
「ぁのね、・・・ぼく、らんどせるに、ろーしょんもってるの・・・だから・・・」
思わず動きを止める。満は俺の上に乗ったまま、身体を少し捻って助手席に置いたランドセルに手をかけた。取り出したポーチから見覚えのあるボトルが出てくる。先日家に来た満が欲しがったため、小分けにして渡したローションだった。
「そとでも、鷺沼さんのことを考ると、おちんちんがかたくなっちゃうから・・・」
なぜ今持っているのかと疑問に思う俺の気持ちを察したのか、満は恥ずかしそうに自白した。ボトルの蓋を開けようとしたところで、何かに気づいて顔を上げる。
「・・・車、汚れちゃうからだめ?」
色々と聞くべきことがあるような気がしたが、俺は思考を放棄した。
「後ろにタオルがあるから、取って」
小さな耳に囁く。満は頷いて、俺の肩に左手をかけた。後ろのシートに手を伸ばし、畳んで重ねられているバスタオルの、一番上の一枚を取る。厚めの大判タオルは、いつも更衣室で使っているものだ。車に予備を乗せている。満から受け取ったそれを半分に折った状態に広げ、腰を浮かせる。シートに敷いた。少し触るだけのつもりだった筈だが、と思う。満の服を全て脱がせて、俺は仕切り直すようにキスをする。




鷺沼さんがほぐしてくれたお尻に、ローションでぬるぬるの大きくて熱いおちんちんが入っています。
「はひ、ん・・・ぃっちゃぅ、ぃっちゃ・・・ぁ、ひぁぁぁっ」
身体を支えてもらいながらゆっくり上下しただけで、僕はせいえきを漏らしてしましました。
「ゃ、ぁ・・・」
飛び散らないように、おちんちんを手で包みます。腰が震えて、お尻が熱い。
「可愛い。・・・上に乗るのが好き?それとも車だから興奮してる?」
鷺沼さんが、せいえきのついた僕の手を舐めて言いました。とにかくきもちいいということしかわからなくて、ごめんなさいと謝ると、謝らなくていいのにと耳を舐められました。乳首を指でこねられて、僕はたまらず腰を揺らします。
「・・・まだ動けそう?」
頷いて、僕はまた、ゆっくりとお尻をあげる。鷺沼さんに、きもちよくなって欲しい。
「ぁ、ぁ、ん・・・ふ、ぅ」
あげて、おろして、あげて。おちんちんがお尻を擦る。さっきより少しはやく動けるようにと頑張るけど、またすぐにせいえきを出してしまいそうになって、僕は鷺沼さんにしがみつきました。涙が流れます。
「もう嫌?」
鷺沼さんが僕の涙を舐める。僕は首を振りました。
「ごめんなさぃ・・・ゆっくりしかできな・・・」
車が揺れなくてちょうどいいと鷺沼さんは言って、背凭れをさらに少し倒しました。僕を抱き上げます。僕はタオルを取った時みたいに鷺沼さんに近づいていて、膝を背凭れの、鷺沼さんの脇の下につけるような体勢になりました。
「俺もゆっくり動くから」
鷺沼さんの両手が、僕のお尻を優しく掴みます。


「さぎぬましゃ、ふ、ぁ、ぁ、ん、ひ、ひぁぁぁ」
僕は鷺沼さんにぎゅっとする。何度もせいえきを出してとろとろになったおちんちんが、かたい腹筋に擦れていました。お尻が揺れる。下からゆっくり鷺沼さんに突き上げられて、僕は声を抑えながら悶えました。
「ぁ、ぁっ、んぅ・・・ちんち、きもちぃ・・・」
ずっとこうしていたくて、僕はもっと、と鷺沼さんにおねだりをする。



「俺からの誕生日プレゼントは何がいい?」
服を着せてもらっても離れようとしない僕の髪を撫でながら、鷺沼さんが言いました。僕は驚いて、鷺沼さんを見る。
「ご両親からは携帯電話、俺からは、どうする?・・・ゆっくり、考えてもいいけど」
鷺沼さんが笑う。僕はすぐに答えました。
「おとまりしたい。・・・お父さんとお母さんには上手に言うから・・・」
僕は鷺沼さんの額に自分の額をくっつけて、会う予定になっていた土曜日の日付を言います。僕の誕生日は、その次の日でした。

鷺沼さんのキスを受ける。迎えに行くから待っていてと言われて、僕は頷きました。


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