top of page



3rd 白獅子が吠える

鷹は上昇気流にのって旋回しながら高度を上げ、滑空により長距離を移動する。空を飛ぶようになってから、風の流れに敏感になった。上昇気流の起きている場所や起きやすい場所には特別に惹かれるような感覚がある。鷹の本能なのだろうと翠は思う。

鷹に囲まれることにも慣れてきた頃、翠は自然に鷹への獣変化を覚えた。以前は鷹の思念に影響されず日常生活を送ることを目的に泊まり込みで訓練していたが、今は学校の休みに特殊警察の訓練場で飛行の訓練に取り組んでいる。特殊警察は鳥の憑き人の保護と確保のため、翠を特殊警察官に任命し、施設の使用を許可していた。報酬を受け取る代わりに、訓練を義務づけられている。翠にとっても損のない話だった。

窓から部屋に入り、鷹の姿から人間の姿に戻る。時刻は昼に差し掛かろうとしていた。鷹になるために脱いだ服は抜け殻のように床に重なっている。特殊警察では獣変化の際に無理なく脱げ落ちる特殊な縫製の衣類をオーダーできるが、まだ事件の捜査などに出ない翠は持っていなかった。下着を探していると、人の気配とともにドアが開いた。
「翠」
名を呼ぶ声。翠は裸のまま抱き着く。訓練場には更衣室が用意されているが、翠は訓練場に隣接する署員の寮の一室を使っていた。春臣の部屋だ。合鍵を貰い受けており、署で認められている。翠も名を呼ぶ。忙しい春臣が寮に戻ることは殆どなかった。訓練場から寮に飛ぶ鳥が見えて急いだと言う。
「服を着て、翠。今日は久しぶりの休みだから、夜まで一緒にいられる」
どこへ行こうか、と頭上で笑う声に首を振る。
「すまない、用事があるのか・・・」
残念そうな声に、また首を振る。
「服、着たくない」
春臣も脱いで、と消え入りそうな声で言った。恥ずかしさに、春臣の制服に顔を押し付ける。抱き上げられた。



春臣の鎖骨のあたりに頬をあてて、翠は春臣の匂いにうっとりとする。春臣が片手でドアを開け、部屋に入り、閉めた。ベッドに腰を掛ける。抱えられたまま寝室に移動した翠は、向かい合うように身体を密着させたまま春臣の膝に座る体制になる。春臣が上着を脱ぎ、ネクタイを外した。
「・・・翠、脱がせて」
囁かれて、頷いた。緊張しながら春臣のワイシャツの釦に指を掛ける。ちらりと春臣を見れば、熱っぽい視線と目が合った。白い睫に縁どられた美しい緑色の瞳。翠はきゅう、と心臓が締め付けられるのを感じた。
「はる、・・・ぁ」
翠の腰を支えていた右手が腰から脇を撫でて、親指がピンクの乳首に触れる。翠は震えて、小さく声をあげた。頬に触れるだけのキスをされる。春臣の左手が翠の尻を掴んだ。優しく揉む。乳首もいじられて、翠は喘ぎながら春臣の釦を外す。小さな性器は勃起して、透明な蜜を垂らした。唇を吸われて、腰を揺らす。


翠は震える。まだシャツの釦は2つ残っていたが、それどころではなかった。春臣が翠自身の精液に塗れた性器をくちゅくちゅと揉み、濡れた人差し指と中指をアナルに埋めている。
「ぁ、ぁ・・・っ、はりゅ、また、またぁ・・・でちゃ・・・でちゃぁ」
かわいい、と呟いた春臣に唇をふさがれる。キスをされながら、翠は射精した。
「・・・は、ふぇ、・・・はひ、は・・・はぅ・・・」
指を抜かれ、春臣のはだけた胸板に寄りかかる。ズボンの下の春臣の硬い性器がお尻に触れていた。
「・・・はるおみ、はるぉみ・・・ぉちんちん、ぃれて」
お尻を振る。
「みどりのおしり、こしゅって・・・」
ベルトを外す音。ベッドに横たえられた翠は、春臣の性器を受け入れた。


組み敷いて、柔らかなアナルに性器を抜き差しする。春臣は獣のように腰を振った。
「きゃ、ぁ、ぁ・・・ぃっちゃぁぁぁっ・・・」
愛らしい嬌声をあげ、身体を痙攣させる翠。
「は、ぁ・・・翠・・・っ」
翠の中はとろけ蠢いて、春臣の精を搾り取ろうとしているようだ。呻く。なけなしの理性で抜いて、翠の腹に射精した。翠を潰さないようにベッドに身を預けた春臣は息を吐く。とろりとした愛らしい瞳と見つめ合った。あまり煽らないで欲しい、と呟きそうになったのを呑み込む。嬉しそうに微笑む翠を抱きしめた。


© 2008 Haruno All Rights Reserved.

bottom of page