バスタブ
ホイップクリーム
1
大学から帰った俺、鷹見祐也(たかみゆうや)を待っていたのは、身に覚えのない差出人不明の小包だった。全長1メートル程の長方形の段ボール箱を慎重に開く。中には眠る子ども。透けるような白い肌と、対象的な漆黒の髪に目を奪われる。不意に、黒々とした睫毛に飾られたまぶたが上がり、大きな黒目がちな瞳が覗いた。ゆっくり上半身を起こして、俺を上目遣いで見つめる。桃色の唇が震えた。
「.,:;」
柔らかな声は、理解できない言葉を紡ぐ。眉根を寄せた俺に、子どもは再び唇を開いた。
「∩∪⊃⊂」
先程とは違う言葉。やはり理解できない俺に、子どもの瞳が潤む。
「ごめん、わからない」
お手上げだと謝った。子どもは大きく目を見開く。舌足らずに言った。
「にほんご・・・?」
「ああ」
頷いた。おずおずと子どもが言う。
「おなまえ、おしえてください・・・」
2
子どもの名前は、ラト。とりあえず箱から出そうとその身体に触れて、俺はラトが人間でないことに気づく。体温と呼べるような熱がない。
「らとね、ホイップクリームなの」
ラトが言った。俺はラトをソファーに座らせて、詳しく話を聞く。ラトは、未来からやってきたらしい。
「らと、不良品なの・・・。人型のホイップクリームはみんな顔や身体が違った形になるけど、髪の色はブロンドに決まってるのに、ラトだけはまっくろで・・・」
くすんと鼻をすする。
「・・・それだけじゃなくて、らと、クリームもちょっとしかでなくて・・・商品にならないから、廃棄されることに決まって、過去に逃げて来たの」
ぽたぽたと涙が落ちて、ラトの服に染み込んだ。
3
「らと、あきらめないで、ちゃんとしたホイップクリームになりたい・・・ゆうや、らとをてつだって・・・」
うるうると潤んだ瞳に見つめられる。可愛くて抱きしめてやりたい衝動に駆られた。
「俺にできることなら」
こくんと頷いたラト。もじもじとドレスの裾を上げて、いやらしい白い紐パンを脱いだ。俺は思わず声を漏らす。
「男の子・・・?」
ふるりと柔らかそうな性器。
「ぁ・・・ゆぅや、らとのこと嫌いになった・・・?」
俺の動揺を敏感に悟ったらしい不安げなラト。俺は首を振る。
「いや、女の子だと思ってたから、びっくりしただけ。・・・それで、俺は何をすればいい?」
ラトが心なしか甘い息を吐いた。どくりと俺の心臓が跳ねる。
「・・・ん、ゆ、や、らとのおちんちん、なめて・・・」
抵抗はない。寧ろ、興奮している俺がいた。
4
性器をしゃぶる俺と喘ぐ小さな子ども。手で膝の裏を持ち、足を大きく開いて、腰を揺らしている。
「ぁ、ぁ、ひぁぁ・・・ゆぅゃ」
ひくひくと痙攣するラト。俺は甘い汁を零す先端に、舌を擦りつけた。
「はぅぅ・・・ぁんン、でりゅ・・・」
口の中に甘いクリームが溢れる。口を離すと、ラトの性器はしゅるしゅると程よく硬い泡立てられたクリームを零していた。
「ふぁ・・・きもち、よぅ・・・らと、いつもよりいっぱい、だしてるの・・・」
ラトの満足そうな顔を見て、俺は柔らかな白いふとももに唇を落とす。そのまま、再び性器を口に含んだ。
「ふぁあっ・・・しゅぐ、は、むりぃ・・・っぁぁあっじゅぷじゅぷしないでぇっ、ぁ、おちんち、こわれちゃっ・・・はぁ、あん、ぁぁんっやらぁぁあっ」
どぴゅどぴゅとまだ液状のクリームを大量に飛ばした。
「はにゅぅ・・・ぁん、ん」
とぷとぷと漏らし続けるラトの淫靡な痙攣。舌なめずりした俺に、ラトが言う。
「・・・ゆうや、もっと・・・」
頭がくらくらする、甘い匂い。ホイップクリームがねだる。
番外編:甘美な誘惑
1
「・・・ゆうや」
悩ましげな表情で俺を見つめたラト。研修旅行で5日の間マンションにひとりぼっちにさせていた。
「ただいま」
「お帰りなさい」
ぎゅぅと俺にしがみつく。
「・・・凄い格好だな」
ラトが未来から持ってきた洋服は本来なら商品としてのラトの付属品で、可愛らしい凝った衣装ばかりだ。今、ラトが来ている洋服の原型はどこかの民族衣装だろうか。ゆったりと広がるすそを足首で絞ったタフタのズボンのフォルムは計算されたように美しい。
しかし、俺が凄いと言ったのは、洋服が全て透けた布で作られていることだ。乳首も、白いレースのフリルがあしらわれたサーモンピンクのショーツも、白いきめ細かな肌も服の上からまる見え。
「らとね、ゆうやがいない間、いっぱいクリームをだす練習をしたの。それでね、ゆうやに・・・」
視線を落としてもじもじと言い淀む。俺は察しがついて苦笑した。大胆な衣装も納得できる。
「何?」
うるうると瞳を潤ませて、俺を上目遣いに見た。
「らとの、クリーム、食べて欲しいの・・・」
俺は、ラトはどんな女や男よりも可愛いと思う。
2
「んふ、ぁ」
小さな桜色の唇を貪る。気持ちがいいのか、ラトはショーツの中で小さな性器を膨らませた。
「はぁっ・・・ゆぅや、はやくぅ」
待ち切れないとばかりに声を上げたラトを抱き上げて、寝室へ向かった。ベッドの傍で立たせて、柔らかいタフタをすとんと落とす。滑らかなももを撫でて、ショーツの紐を指で摘む。
「・・・布の下でひくひくしてる。興奮する?」
ラトはこくこくと頷く。可愛らしい布を取り払って、現れたいやらしい蜜壷にキスをした。ちゅるりと口に含む。
「はにゅぅ・・・」
ぶるりと震えた。舌を使いながら、吸う。
「ひぁあぁああっ」
がくがくと膝を笑わせた。
「はぁンン・・・ゆ、や・・・らと、たってられな・・・」
口を離してベッドに寝そべらせる。足を左右に開いてラトが恥ずかしそうに言う。
「ゆうや、いっぱい、いっぱいくりーむだすから・・・らとをあいして・・・」
クリームを出すから愛すのではないんだけどと苦笑する。
「クリーム、少ししか出せなくても、俺はラトを愛すよ」
ラトは真っ赤になってはにかんだ。先からとろとろと甘い汁を垂らす。
「ゆぅや、だいすき・・・・・・はぁあ、らと、も、がまんできなぃの・・・」
くちゅんと自分の手で触れて震える。
「ゆうや、らとのおちんちん、たべて・・・」
甘美な誘惑。しゃぶりついた。
「ひゃぁ・・・くちゅくちゅ、きもちぃ・・・んゅ・・・ふぁあ・・・」
口の中に甘い味が広がる。運動しなければと漠然と思った。