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先輩と羞恥と僕



「米原、酒井、藤木・・・」
先生が続々と先輩方の名前を読み上げて、先輩方は返事をします。僕、相田葵(あいだあおい)は全国でもトップレベルの吹奏楽部に所属しています。先生が持っている紙には、今度催す、小さな定期演奏会で演奏するメンバーが記されていて、今まさに発表されているのです。
「中井、柳生、葛西・・・」
やぎゅう。その名前に僕は反応してしまいました。チューバの、柳生昭人(やぎゅうあきと)先輩。2年生の長身の先輩です。部活のない日はジムに通っているという噂は本当らしくて、がっしりとしています。落ち着いている先輩の圧倒的な雰囲気は、神聖な山のように静かで厳かです。チューバの腕も素晴らしく、パートリーダーです。夏の大会ではチューバのソロを、完璧以上にこなしていました。僕は、先輩のことが好きです。ほとんど話したこともないけれど、たまに見せるニヒルな笑顔にどきどきします。今、その整った容貌は壇上の先生に向けられています。不意に、柳生先輩がこちらに顔を向けました。ばっちりと目が合います。眼鏡のレンズ越しに見る涼やかな目元。盗み見ていたのがばれた僕は、恥ずかしくて素早く視線を先生に向けました。
「聞いているのか?相田、返事をしろ!」
きょとんと目を丸くした僕。周りを見ると柳生先輩だけでなく、ほとんど皆が僕を見ていました。どうして僕が返事を?一瞬考えた後、僕は顔を真っ赤にしました。僕も選ばれたのです。嬉しくて、返事をした僕に、先生はとんでもない言葉を投げました。
「トランペットのソロ曲、今回は2つあるが一つは相田にソロをして貰うからな」




秋の大会の後の定期演奏会は、小規模ということにはなっていますが、実際そんなことは全くなくて、たくさんのお客さんが大きなホールにいっぱいになります。毎年2、3人の1年生にソロが与えられ、選ばれた1年生は貴重な経験を得ることができます。これはつまり、他より期待されているということでもあります。僕は嬉しいです。でも同時に、逃げ出したくなりました。
僕の目標は、トランペットのプロだったお爺ちゃんです。凄く上手でした。その綺麗な音色に憧れて、この吹奏楽部に入部しました。上手になるのは嬉しいし、認めて貰えるなんて幸せです。でも、僕はそれ以上に、不安で胸が押し潰されそう。
ソロなんて、上がり症の僕には無理です。
「やったじゃねぇか。頑張ろうな」
隣の赤井先輩が耳打ちしてくれましたが、僕は曖昧に頷くことしかできませんでした。


「うーむ、そりゃ、お前自身で克服して貰わにゃならんぞ」
先生に直談判しましたが、先生はくるくるとペンを回して言いました。
「1年から始めたが、相田の成長は目を見張る。チャンスを与えたつもりだが?」
素早く回転させていたペンをぱしっと先生は指でしっかり捕まえました。
「やる前から諦めるのは良くない」
「・・・でも・・・」
泣きそうになりました。がらがらと扉が開く音。
「失礼します」
聞き覚えのある落ち着いたバリトンの声。柳生先輩でした。




「・・・柳生か。ちょうど良かった」
神妙な顔で、先生は言いました。
「実は、相田が上がり症でソロを降りたいと言うんだ。お前ももったいないと思うだろう?」
柳生先輩はちらと僕を見てから先生に言いました。
「・・・相田にとってのチャンスという点でも、吹奏楽部の更なる飛躍のためにも、ということですね?」
先生は頷きました。
「もちろん、それもある。2年生が引退したら、1年生が引き継がなければならん。いずれにせよ、有能な個人のスキルアップが必要不可欠なのは明白だ」
そこでと先生は言いました。
「相田の上がり症を克服してやってくれんか」
先生は柳生先輩を伺います。
「俺がですか?」
くくっと先輩は喉を鳴らしました。
「・・・いいですよ」
僕が何かを言う暇などなく、全ては決定した様子でした。
「かなりの上がり症なんだな?」
先輩は僕に向き直り、言いました。僕はどきどきして、死んでしまうのではないかと思いましたが、うじうじした奴だと先輩に嫌われたくなくて、頑張って顔を上げて先輩の目を見つめました。
「そうだな・・・今日は無理だ。明日の朝7時に音楽室に来い」
授業が始まる一時間前です。一本早い電車に乗れば、間に合います。僕はお願いしますと返事をしました。




「先輩、おはようございます」
5分前に音楽室に着いてそわそわしていると、柳生先輩は7時30分ちょうどに音楽室に来ました。
「ああ、おはよう」
先輩は不精髭を撫でて、椅子に座りました。
「じゃあ、始めるが、俺の言うことは絶対だ。いいな?」
僕も先輩も楽器も何も持っていません。何をするんだろうと思いながらも、はいと返事をした僕を少し離れた自分の正面に立たせて、言います。
「服を脱げ」
僕はぽかんとして、その後かぁぁと顔を赤くしました。
「ど、して・・・?」
好きな人の前で裸になることは、羞恥以外の何物でもありません。
「聞こえなかったのか?俺は服を脱げと言ったが」
厳しい表情。僕はゆっくりと制服に手をかけました。ブレザーを脱いで、シャツを脱いで、ズボンも落とします。パンツも、全部脱ぎました。先輩がじっと小さくて男らしくない貧弱な僕の身体を見ています。僕は俯いてしまいました。
「マスターベーションしろ」
僕は自分の耳を疑いました。
「ます・・・?」
まさか、やったことがないわけはあるまいと先輩は僕を静かに見ます。
「できないのか?」
知らないなら教えてやるがと今にも言い出しそうな先輩を涙目で見つめて、僕は首を振りました。




「ん、はぁん・・・ふ、ぁ、ぁっ」
くちゅくちゅと先走りが溢れる先端をいじって、僕は柳生先輩の前でオナニーをします。先輩の視線を忘れようと、ぐちゅぐちゅのおちんちんを手で擦り上げているのに、頑張れば頑張る程、先輩の視線を肌で感じてしまいます。
「ゃあ、ゃ・・・んく、ん、はぅう・・・みないで、やぎゅ、せんぱ・・・みちゃ、ゃ・・・」
「ふ、相田のチンポが勃起しているのがよく見える。・・・恥ずかしいか?」
僕は頷きました。
「ぁ、ん、はずかし・・・せんぱぃ・・・も、ゆるして・・・」
先輩は口元に笑みをたたえて何を?と言いました。
「俺は相田の何を許せばいいんだ?」
椅子に座っていた先輩はいつの間にか僕の目と鼻の先にいました。
「ぁ・・・も、らめ、らめぇ・・・ゃめて、い、ってゆって・・・じゃなぃと、せんぱ、ぼく、も、だしちゃぅ・・・ぁ、ぁっ」
射精の前兆。ぴくぴくと身体が震えます。
「出せ」
「ぁ、や、でゆ、ゃぁあっ」
柳生先輩が僕の頬に触れた瞬間、僕は自分の手の中に射精していました。先輩は射精が終わったと見ると僕の手を取り払いました。おちんちんがぴくぴくと別の生き物みたいに跳ねています。指でつぅとなぞられました。
「ひぁ・・・」
恥ずかしい所をいっぱい見られた。いまさらのようにボロボロと涙が流れました。
「これは訓練だ、相田。これ以上ないってくらいの羞恥を教えてやる」
先輩が唇を吊り上げました。




朝、柳生先輩の前でオナニーをすることは日課になりました。僕は、以前より恥ずかしさを感じなくなり、先輩への思いを日に日に大きくしました。最近、僕は家でオナニーする時先輩とセックスするのを想像して、お尻を使うようになりました。以前は、先輩と自分に接点なんかなくて、想像もできなかったのに。
僕はだんだんと、先輩との訓練を楽しみにするようになりました。


「ぁ、あっ、やぎゅぅせんぱぃっ・・・ひゃ、ン」
音楽室の床に寝そべって、椅子に座る先輩の前でM字に足を開きます。先輩がその気になって犯してくれればいいのに。先輩が僕に性的な熱を持って触れることはありません。僕は先輩を呼びながら射精しました。
「ぁぁんっ・・・はぅ、やぎゅ、せんぱぃ・・・」
指の間から精液がとろとろ落ちて、床が汚れます。僕は胸を上下させて、射精の余韻にくたりとしました。
「今日が最後の訓練だ」
先輩は言いました。僕は身体が冷たくなった気がしました。訓練だけが先輩と僕の繋がりだったのです。先輩は僕に両足を持つように指示しました。先輩にはお尻の穴がまる見えです。
「ひ、ぁぅ・・・」
おちんちんとお尻にとろとろの液体がかけられました。お尻に、ずぷりと先輩の指が入って、僕は息を呑みました。長い指が触ったことのない固いところを擦りあげます。
「やぁぁんっ」
気持ちよくて、頭が真っ白になります。触ってもいないおちんちんが勃起しました。先輩は指を引き抜いて、丸いカプセルをいれました。
「せんぱ・・・今の、なんですか?」
先輩はローターだと言いました。




「はぅ・・・ぁ、ひゃ、ン」
授業中なのに、先生の言葉も耳に入らない僕の意識は、お尻とおちんちんに集中していました。
「相田?大丈夫か?」
「はぃ、だいじょぶで、す・・・ん・・・ぁっ、んン」
先生が気遣ってくれますが、僕はついに射精しました。クラスの皆がいる場所で、教室で射精したことに、僕は激しい羞恥を感じました。ズボンもパンツも、汚れてはいません。柳生先輩は射精してもいいように、僕にオムツをはかせていました。依然として震えているローターに、僕は前立腺を刺激されています。


昼休み、僕は柳生先輩の教室に行きました。平気な振りをしても、誰か気づいてしまうのではないかと気が気ではありません。
「柳生せんぱぃ・・・」
「柳生君ね」
親切な女の先輩が柳生先輩を呼んでくれました。


音楽室で、床に寝そべっている僕は、ズボンを脱いでオムツをしたまま足を開いています。オムツの中は、朝かけられたとろとろの液体と、僕の三回分の精液と、一回分のおしっこでぐちゃぐちゃです。
「恥ずかしかったか?」
僕は頷きました。先輩は、オムツから出ているローターのリモコンを左手で握って、右手でオムツの上からおちんちんを撫でています。
「はぁはぁ・・・ん、せんぱぃ・・・」
僕は腰を振って先輩にもっとちゃんとおちんちんを触ってもらおうとしました。先輩は応えるようにぐちゃぐちゃのオムツの上からおちんちんを揉んでくれました。
「はぁぁあぅ・・・あ、にゃぁあ・・・んふ、ぁ、きもち、おちんちん、ぐちゃぐちゃすゆの、きもちぃ・・・」
僕はゆっくりと大きく腰を回して、はぁんと息をします。先輩が、リモコンをいじりました。
「ぁあぁあああっ、ひぃんっ、やらっ、やらぁぁあっ、いくぅ・・・っ」
急に激しくぶるぶる震えたローターに、僕はいっぱい射精して、身体を痙攣させました。




中で大きく震えるローターと、オムツの上からおちんちんを揉む大きな手。
「ぁ、ぁっ、せんぱっ、おちんち、もみもみらめ、やぁ・・・・・・んくっ、ぃあぁん・・・っ」
僕はオムツの中で、何度目かわからない射精をしました。ひっきりなしに痙攣して、涙を流しながらいやいやをします。お昼休みはとっくに終わって、5限目が始まっていましたが、先輩は僕を逃してくれません。不意に、またおしっこがしたくなって、僕は先輩に許しを請いました。
「ぁ、せんぱぃ、やぎゅ、せんぱ・・・おしっこしたぃ・・・」
「しろよ」
先輩はあのニヒルな笑み。僕のふとももを優しく撫でました。僕はじょぼじょぼとおしっこをしました。その間も先輩はおちんちんを揉んでいて、僕は腰を揺らして痙攣しました。オムツはずしりと重くなります。
「はぁ、ぅ・・・」
先輩がローターのスイッチを切りました。僕は疲れてぐったりとします。先輩が僕のオムツを外しました。おしっこと精液の匂い。ローターも抜いてくれました。濡らしたタオルで汚れた股間を拭われます。やっと終わったのだと思ったのもつかの間、先輩が大きな勃起したおちんちんを出しました。
「ぁ・・・せんぱぃ・・・」
僕は驚きながら、夢に見た先輩のおちんちんにうっとりしました。




先輩の逞しい腕に抱かれて、僕はひくひくしました。
「相田・・・」
耳元で名前を囁かれます。どきどきして、先輩にぎゅっと抱き着きました。がくがくと身体を揺さぶられる僕は、先輩のおちんちんをお尻で気持ちよくしようと頑張っています。
「せんぱい、せんぱぃ・・・ぁ、ん、ひぁぁあっ」
おちんちんは射精するかわりに、透明な液体をこぷこぷと溢れさせていました。
「はっ・・・相田、ずっと好きだった・・・」
僕は大きく目を見開きました。
「せんぱぃ・・・ぁの、ぼく、いっかいだけのかんけいでも、嬉しいです。だから、嘘は吐かないで」
唇を塞がれていました。
「ん、ふ、ちゅ・・・」
唇を離すと顔中にキスの雨が降りました。
「嘘じゃない」
「うそ・・・」
だって、女の子にもひそかにカッコイイと言われている先輩が、僕を好きだなんて。
「男を好きになったのは相田が初めてだがな」
ずちゅと大きなおちんちんで擦られて、僕は弓なりになりました。熱い精液を注がれて目眩がします。
「はぁん、せんぱぃ、せんぱ、ぼく、ぁん、あ、ずっと、すきでした・・・」
先輩に顔を寄せると、不精髭が頬に触れました。


先輩との訓練以上に恥ずかしいことはないと思うと、極端に上がってしまうことはなくなりました。定期演奏会も成功して、僕は大好きな人と今日も部活に励みます。
「せんぱい、だいすきです」
逞しい身体にぎゅっとします。

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